2024/03/22 20:27
昨年末に読み終えた本は、韓国語の翻訳本。ブログでもメンバーシップのお知らせとともに、ご紹介をしていました。
https://yuenall1904.base.shop/blog/2023/12/26/123000
そして、そういえば韓国語ではないけれど
サリンジャーの翻訳本のイベントが本屋さんであると見たなぁ、サリンジャーは難しくて翻訳者の方の話を聞きながらだと、理解がすすむかも知れない。これは、韓国語の翻訳の心地よさから思い立ち。
年明けにさっそく、申し込みに出かけたところ、キャンセル待ちの人数がなかなかいらっしゃる。これは、待っても難しそう。
そんな予測をその場で立て、同じ翻訳者の違う作家の本が目につき、せっかくだから読んでみようと別のエッセイ一冊と一緒に購入。
ゆっくりとエッセイを読んだ後、翻訳本は文庫本サイズだった為、毎朝のルーティンを読書にして読みすすめる。
とても細やかな描写や、中に取り込まれている本や映画などの膨大な知識に圧倒され、また次もこの作家の本を読んでみようと今度は、極上なミステリー。
読み終えた後に、思い返すだに面白さに思考が巡り、ある一つの事に気づくと、紐解けるような感覚に、またもう一冊と今度は
長く冒険を続けるような人生譚。偶然のような必然の選択を、一つする事で主人公自身のルーツを辿っていく物語。
この2冊から重なる一つと、豊かな表現や長い人生譚を形にしてみようと、出来上がったアクセサリーは、淡い卵色のレースを編んだネックレス。コットンパールは目印あるいは道標、そこに一つだけ天然石のプレナイトを編み込みました。
エピドート入りなので、優しいグリーンの中にも個性が見られます。
卵は、人生譚の物語の中で絶望感を味わうトリガー。でも、その後に続く気づかないように気遣う優しさにも触れるような色。
これから本格的な春を迎え、心が軽やかになる季節の装いにおすすめです。
そして、このアクセサリーのコンセプトとなった小説はこちら。
•ガラスの街
•ムーン•パレス
著者:P•オースター
柴田元幸 訳
*敬称略